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2. 電池リサイクルの現状
現状
リチウムイオン電池のリサイクルは行われているが、実は、電池の中にあるリチウムはリサイクルされていません。リサイクルされている元素は、電池の中にあるリチウムより高価なコバルトになります。
電気自動車が高価である一番の原因がリチウムイオン電池が高価であるという点のため、普及のためには、コバルトの代わりにより安価なマンガンを使った電池が開発されています。また、電池の生産量も爆発的に増えていますので、リサイクルによる資源の有効活用が求められています。
必要となる技術開発
1)リチウムイオン電池から、リチウム、マンガン等を分離し、それぞれをリサイクルする技術開発
2)大量のリチウムイオン電池を高効率でリサイクルする技術開発
これらの技術開発は、海水からリチウムを回収する技術が応用可能と考えており、実用化へ向けた研究開発を推進します。