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1. 核融合炉とは?
核融合炉は、重水素とトリチウム(三重水素)を燃料として発電します。
重水素は海水中にたくさん存在します。トリチウムは地球上には存在しませんが、核融合炉内で作ることができ、燃料は無尽蔵!という点が核融合炉の一番のセールスポイントになります。資源の無い日本にとって、まさに夢の発電所です。
重水素とトリチウムがくっつく(融合する)と、プラズマ(TVと同じ状態)というものが発生して、温度は1億度ぐらいになります。しかし、それはプラズマの中心部のみで、プラズマ周りは約1000度になります。プラズマの周りの面積は小さいため、このプラズマの熱を利用して、蒸気タービンにて発電することはできません。
この、プラズマの熱は発電にはほとんど使用されないことはあまり知られていなく、誤解が生じている点です。