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2. 電力のピークシフト

晴れの日ならピークシフトも可能

自宅では、東京電力の電化上手という電気を使用する時間帯で電気料金が変わる契約となっており、朝晩@23.13円(7時〜10時と17時〜23時)、昼間@28.28円(7〜9月は33.37円)(10時〜17時)、夜間@9.17円(23時〜7時)と、昼間は高く、夜間は安いという料金プランです。

まずは2010年の電気使用量の推移を月単位で分析しました。消費電力全体でみますと、夏よりも冬の方が消費電力が大きいことが分かります。エアコンは冷房よりも暖房の方が消費電力が大きいこと、給湯のエコキュートも冬の方がお湯を多く使用するため、沸かす電力が大きくなることの二つの影響があるためです。

さて、太陽光発電が期待できる時間は9〜15時と考えますと、朝晩、夜間は電気を買うことを覚悟し、昼間の時間帯の電力消費量を抑えることを期待したいです。結果は年間を通して昼間の消費電力は、朝晩、夜間の消費電力より抑えることに成功しました。

但し、夏場では夕方も気温が高いにもかかわらず太陽光発電の発電量は夕方には下がるため、この時間帯は電気を買わなければ生活できません。当然、雨、曇りの日も電気を買うため、太陽光発電は、晴れの日の昼間のみ電力使用量を抑えることに効果があると言えます。夏の電力使用量のピークは13時〜15時と言われ、15時以降も東京電力管内の電力使用量が大きいことから、太陽光発電が節電に貢献できるのは夕方までという事実は広く伝えなければなりません。

 

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