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3. 太陽光発電だけで暮らすには

太陽光発電だけは電力不足

太陽光発電だけで生活できるかという点について説明します。自宅はオール電化ですので、水道以外の光熱費は電気のみになります。

太陽光で発電した電気の総量が積算発電量で、これは売電量ではなく発電量の総量になります。また、消費した電気の総量が積算消費量になり、これは東京電力から購入した電気だけでなく、太陽光発電で使った電気も含まれます。よって、積算発電量を積算消費量で割った値が、電気の自給率となります。

結果、自給率は29%。太陽光だけでは生活できません。

つまり、太陽光で発電した電気を蓄電池に貯め、発電できない時間帯や曇りや雨の日の消費電力を蓄電池から供給した場合でも、71%の電気を東京電力から買わなければならないことを示しています。もし、太陽光で発電した電気だけで生活をしたい場合、太陽光パネルの大きさを約3.5倍にしなければなりません。現在が4.2kW分の太陽光パネルですから、約14.2kW分に太陽光パネルを拡張しなければならないということです。これは家庭の屋根に設置できる太陽光パネルの大きさではありません。当然、電気を貯めるための蓄電池も設置することが大前提です。

 

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